2024/12/24
住宅の塗装や補修をお考えの方に朗報です。北九州市では、住宅の質の向上と安全性確保を目的とした補助金や助成金を実施しています。活用すれば、トータルの支払額を減らすことが可能です。
とはいえ、補助金や助成金を受給する際は注意点が多くあります。中でも、次のことには注意した方が良いでしょう。
- 条件に該当するかチェックする
- 先着順ではないか見ておく
- 締め切り内に申請する
補助金や助成金を申し込んでも、もらえなかったら時間の無駄です。今回のお役立ちブログでは、北九州市の補助金や助成金を見ながら、申請時のポイントや注意点などについてお話しします。
2024年に申請できる北九州市の住宅関連補助金・助成金は複数ある!締め切り後の案件も次年度以降にチャンスあり!
住宅の塗装や補修などで活用できる北九州市の補助金・助成金を見てみましょう。北九州市や福岡県で行われている補助金・助成金は次の通りです。
- 北九州マンション持続・再生促進支援事業
- 木造住宅耐震改修等補助
- マンション・特定建築物耐震改修等補助
- 福岡県子どもリノベ補助金
締め切った後の案件や福岡県で実施されている案件も交えながら、住宅に関する補助金・助成金を見てみましょう。
●●北九州マンション持続・再生促進支援事業
この制度は建物の維持管理や再生に向けた取り組みを支援するものです。支援内容は3つあります。1つ目は長期修繕計画の作成支援で、建物診断や計画策定にかかる費用に対して最大30万円が補助されます。2つ目は管理規約の整備支援で、規約の作成・改定費用として最大10万円の補助を受けることが可能です。3つ目は管理計画認定取得支援として、区分所有者向け説明会等の準備費用に最大3万円補助されます。
支援対象者は、北九州市内のマンション管理者などです。なお、長期修繕計画と管理規約の整備支援については、築20年以上(再生目的の場合は築40年以上)のマンションのみ対象です。ただし、当該年度の1月末までに工事を完了する必要があります。さらに、計画に変更が生じた場合は速やかに届けなくてはいけません。
●●木造住宅耐震改修等補助
地震に対する安全性を高めたい方向けの支援制度です。対象となる物件は1981年(昭和56年)5月31日より前に建てられた木造の住宅です。支援を受けるには、初めに住宅の強度を調べる「耐震診断」を行う必要があります。
なお、補助額はかかった費用の80%、最大100万円まで補助可能です。仮に工事費用が100万円の場合は最大80万円、150万円の場合は最大100万円補助されます。令和6年度の募集は終了しましたが、来年度も同様の補助を予定しているようなのでチェックした方が良いでしょう。電子申請も利用できますので、役所へ行かなくても申し込むことが可能です。
●●マンション・特定建築物耐震改修等補助
この制度を利用できるのは、建物の所有者もしくは所有者から許可を得た方です。対象となる建物は2種類です。1つ目は分譲・賃貸マンションです。1981年5月31日以前に建てられた建物で、1,000㎡以上かつ3階建て以上の建物が該当します。耐震性が低い(Is値0.6未満)建物を補強する工事が対象です。マンションの場合は管理組合も申請できます。
2つ目は特定建築物と呼ばれる幼稚園や病院などです。分譲・賃貸マンションと同じく1981年5月31日以前に建てられた建物が対象で、災害時に重要な役割を果たす施設(病院や避難所など)や、多くの方が利用する建物(デパートや映画館など)も含まれます。
なお、補助金の額は建物の種類によって異なります。たとえば分譲マンションの場合は、最大200万円に加えて、住戸数×3万円まで(費用の3分の2を上限)の補助を受けることが可能です。その他に、賃貸マンションでは耐震診断に最大150万円(費用の3分の2まで)、耐震設計費及び耐震改修工事監理費、耐震改修工事費については合計で、1戸あたり最大30万円までの補助を受けられます。
また、特定建築物については耐震診断に最大150万円(費用の3分の2まで)、改修工事耐震設計費及び耐震改修工事監理費、耐震改修工事費については、合計で1棟あたり最大1,200万円までの補助が可能です。大規模な建物の場合は、最大で5,000万円までの補助を受けられる場合があります。
●●福岡県子どもリノベ補助金
福岡県子どもリノベ補助金は、若い家族や子育て中の家族が安心して中古住宅を購入・リフォームできるように支援する制度です。住みやすくするためのリフォームや長持ちさせるための改修、省エネや防犯関連の工事、コロナ対策のための改修やバリアフリー工事などが含まれます。
「2024年4月1日時点で夫婦の年齢を足して80歳以下の夫婦」または「18歳未満の子どもと同居または妊娠中の方がいる世帯」が対象です。補助金の額は工事費用の3分の1で、最大50万円までとなっています。最低工事費用が30万円未満の場合は補助金の対象外です。
なお、補助金の種類は「流通型」と「持ち家型」の2つあります。流通型は2021年4月1日以降に「住まいの健康診断」を受けた、中古住宅を購入した方が対象です。一方、持ち家型は親の持ち家へ同居することになった方が対象で、床面積100㎡以上の建物でなくてはいけません。
工事を始める前に申請を行い、北九州市から許可を得ないといけません。さらに工事完了後は30日以内に報告することが求められます。2024年度の補助金については、予算がなくなり次第終了です。
北九州市の補助金・助成金申請にはポイントがある!締め切りまでに手続きを完了させるには何をすると良い?
補助金申請時の重要ポイントは次の通りです。
- 事前準備
- 写真撮影
- 見積書の選定
- 専門業者の選定
何に気を付けると良いか、詳しく見てみましょう。
●●事前準備
補助金申請を成功させるには、綿密な事前準備が不可欠です。申請前の段階で必要書類や要件を十分に確認し、計画的に準備を進めることが求められます。抜け漏れがあると再申請に時間がとられてしまい、期限内に提出できなくなるかもしれません。ミスなく申請する状態をつくることが大事です。
●●写真撮影
写真が必要な場合は、建物全体の外観を撮影することが重要です。建物の詳細がわかるように、複数の角度から撮影を行った方が良いでしょう。また、工事の進捗状況を撮影する場合は、すべての写真に日付を入れておくことで、工事の進み具合がわかりやすくなります。結果、写真の不備を指摘される確率が下がるかもしれません。
●●見積書の選定
見積書を取得する際は工事内容の詳細な内訳を依頼し、各項目の費用を明確に記載してもらうことが大事です。内訳が大雑把だと、申請しても否決される可能性があります。補助対象となる内訳と対象外の内訳がわかれていれば、申請が却下される確率を下げられます。
●●専門業者の選定
専門業者を選定する際は、北九州市内の専門業者から選ぶことが基本です。選定する際は、過去の実績や顧客からの評判を十分に確認することが大事です。また、工事完了後のアフターフォロー体制が整っているかも選定基準の一つになるでしょう。
2024年に北九州市の補助金や助成金を申請する際は注意点もある!何に気をつけるべき?
最後に、北九州市の補助金や助成金に関する注意点を見てみましょう。注意点は次の通りです。
- 工事着工に関すること
- 申請受付について
- 他の補助金との併用
- 再申請に関する制限
注意点を知っておかないと、手続きの遅れや遅延につながります。項目ごとに、何に気を付けると良いか見てみましょう。
●●工事着工に関すること
補助金申請において最も重要な注意点は、工事着工のタイミングです。基本的には交付決定通知を受けてから着工する必要があります。通知を受ける前に着工した場合は補助対象外となってしまうため気を付けなくてはいけません。また、工期のスタート時期や終了時期も決まっていますので、交付決定後はすぐに着工すべきです。
●●申請受付について
申請は先着順で受付となるケースが多いでしょう。先着順の場合、申請期間内でも予算額に達したら受付終了です。年度をまたぐ工事については対象外となるケースもあるため、申請前に役所の担当者へ相談した方が良いでしょう。
●●他の補助金・助成金との併用
併用できないケースが多いものの、県の補助金との併用は条件付きで可能な場合があります。補助金や助成金によって、併用可否は異なるため確認しましょう。
●●再申請に関する制限
同一の建物については再申請制限が設けられています。仮に異なる工事内容であっても、過去に使用した補助金や助成金を申請しても基本的に却下されます。また、過去に北九州市の補助金や助成金を不正に受給したことがある場合も、申請を通すのは難しいと思った方が良いでしょう。
補助金や助成金を検討している方は北九州市の塗装専門業者「ベストホーム」までご相談ください!
外壁や屋根の塗装や補修は住宅の維持管理に不可欠ですが、まとまった費用が必要となることから、工事を躊躇される方も少なくありません。北九州の塗装専門業者「ベストホーム」では、お客様の大切な住まいの修繕をサポートするだけでなく、各種補助金・助成金の申請についてもアドバイスすることが可能です。
当店では豊富な実績と専門知識を活かし、お客様に最適な補助金制度をご提案します。また、定期的な点検や施工後のアフターフォローも充実しており、長期的な視点で住まいの価値をお守りします。
補助金制度は年度によって内容が変更される場合もございますので、情報収集が欠かせません。最新の情報が知りたい場合は、補助金のサポート実績がある「ベストホーム」へお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、お客様のご要望に合わせた最適なプランをご提案いたします。
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この記事を書いた人
代表取締役 戸髙 勇樹
保有資格:外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、石綿作業主任者、アステックペイント技術認定者
業界歴・経歴:約17年以上。大手リフォーム会社に就職後、一度は塗装業界を離れるも、「人に感謝される仕事がしたい」と、ベストホームに入社。1500棟以上の塗装工事を実施。
出身地:北九州市小倉北区
コメント:創業以来24年、福岡県北九州市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・リフォーム工事を行っております。
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