2023/09/05
数多くの建材製品や工業製品に含有されていたアスベスト。
アスベストは生活の至るところに使用されており、耐火性・断熱性・防音性・絶縁性などに優れ、
安価に入手できるため用途としては3,000種類と多種多様に使用されておりました。
しかし、そんな素晴らしい特徴を持っているアスベストは人体に被害をもたらす可能性があることが判明し、
段階的に使用が制限され、今では全面的に使用は禁止されております。
アスベストと関連がある疾病としまして、『石綿肺』『肺がん』『悪性中皮腫』『びまん性胸膜肥厚』『良性石綿胸水』とあり、
アスベストを吸ってすぐに発症するわけではなく、長年の潜伏期間を経て発症すると言われております。
段階的に使用が禁止され、2006年からは全面的に使用が禁止されたアスベスト。
今まで数多くの建築物に使用されていましたが、解体や改修(リフォーム)工事などで含有されているアスベストが空気中を舞い、
人体に影響が出る恐れがある為、令和5年10月1日から建物の解体・改修(リフォーム)工事を行う場合は
工事の規模に関わらず全ての工事で「事前調査」「調査結果の報告」が義務化になります。
事前調査の流れには、「設計図書での確認」「現地における目視調査」「建材分析調査」となり、
調査するには『一般建築物石綿含有建材調査者』と言う資格が必要となります。
また工事に携わる場合は『石綿作業主任者』と言う資格が必要となり、虚偽の報告などの場合は法律で罰則があります。
業者の負担が増えますが、義務化のため必ず対応しなければなりません。
弊社は、調査する者は『一般建築物石綿含有建材調査者』の資格、現場を管理する者は『石綿作業主任者』の資格を有し、
御客様や職人の方々に不安を与えないよう体制を整えておりますので、
今から秋の繁忙期がやって参りますがご安心して弊社へお任せ下さい。
前回のブログはこちら! →【わっしょい百万夏まつり】