【外壁塗装】塗装前に知っておきたい!フッ素塗料の特徴・価格相場【屋根塗装】

  • HOME
  • お知らせ
  • 【外壁塗装】塗装前に知っておきたい!フッ素塗料の特徴・価格相場【屋根塗装】

ベストホーム株式会社ベストホーム株式会社


外壁塗装をする上で、やはり「耐久性が高く、なるべく長持ちする塗料で塗装をしたい」という方が多いかと思います。
そんな方におすすめなのが「フッ素塗料」です。
フッ素塗料は、外壁塗装で使用する塗料の中でも最もグレードが高い塗料です。高性能な塗料のため費用相場も高くなりますが、建物の耐久性を高めるという意味では選ぶ価値は大いにあると言えるでしょう。
誤った塗料選びや業者選びでせっかくのフッ素塗料を無駄にしないためにも、今回はフッ素塗料の相場や特徴、業者から見積もりを取る前に知っておきたいポイントなどを詳しくご説明していきます。

目次

 

フッ素塗料とは

フッ素塗料は蛍石と呼ばれるフッ化カルシウムが主成分の鉱物を原料としており、耐久性が高い外壁塗装用の塗料として人気です。
耐久性が高いため、短いスパンでの塗り替えが難しい大型施設等に使用されることが多いです。
シリコン塗料やウレタン塗料など他の外壁塗装用の塗料に比べると価格は高めですが、その分機能性が高くコスパの良い塗料でもあるため、住宅の外壁塗装に用いられる機会が増えてきています。
また汚れが付着しにくく、付着した汚れをはじく性質を持っているので、長年にわたって美観性を保つことができます。
以下ではこれらのより詳しい内容についてご説明していきます。

最もグレードが高い塗料



塗料には主に5段階のグレードがあり、その中でも最もグレードが高いフッ素塗料は、どの塗料よりも耐用年数が長く高性能と言えます。

塗料のグレード 耐用年数
アクリル塗料 5~8年
ウレタン塗料 8~10年
シリコン塗料 10~15年
フッ素塗料 15~20年


フッ素塗料のようなグレードが高い塗料を選んでおくと、外壁や屋根の耐久性が高まるだけでなく、長い目で見ても次項でご説明するような多くのメリットがあります。

紫外線に耐え抜く高耐久性



紫外線や気温の変化、雨や水蒸気等に触れることによる酸化といった、屋外の環境が原因で発生するダメージに耐える力のことを「耐候性」と言います。
フッ素塗料は塗料の中でも特に耐候性が高い塗料です。

外壁や屋根を最も傷めるものは、太陽光に含まれる「紫外線」です。
長期間屋外で紫外線を浴び続けた塗膜は、経年とともに塗料の成分が破壊されて行き、外壁を保護する能力を失ってしまいます。
すると塗料の色あせが起きたり、塗料に含まれる顔料が粉になって外壁に付着する「チョーキング現象」が起きたりします。フッ素塗料は耐候性が非常に高いため紫外線のダメージが蓄積されにくく、他の塗料に比べて長期間にわたって外壁や屋根を守り続けることができます。
またフッ素塗料は温度変化にも強く、北海道や東北などの寒い地域や沖縄などの極端に暑い地域でもしっかりと機能を発揮してくれます。

●チョーキング現象は塗り替えのサイン
チョーキング現象は顕著な劣化症状の一つで、外壁表面を触ったときに粉状のものが付く現象のことです。
このとき付着する粉状のものは塗料成分に含まれる顔料で、チョーキング現象が見られたら塗替えのサインと言われています。
塗料の強度が低下しており、防水性や撥水性、耐候性といった機能が低下していることを意味するためです。

ご自宅の外壁でチョーキング現象が起きているかどうかは、表面を手で触れるだけで確認することができます。
外壁と同じ色の粉が付着するようになったら、外壁・屋根の塗り替えの検討をおすすめいたします。

合わせてチェック


より詳しいチョーキング現象の内容や、その他の劣化症状についてはこちらからご覧いただけます!

▶▶最適な時期はいつ?外壁塗装のタイミング

耐久性の高さから高層建築物にも使用される



耐久性が高いフッ素樹脂は、高層ビルやマンションのほか、公共建築物の保護材にも使用されています。
このような大きな建物でフッ素樹脂系塗料が使われるのは、耐久性が高いこと以外にも理由があります。

大きな建物は足場設置や養生、安全対策にかかる費用も戸建住宅の倍以上かかります。
また一度工事を始めてしまうと工事は長期間に及び、工事期間中は建物の使用も一部制限されてしまう恐れもあります。

そのため耐久年数が非常に長いフッ素塗料で一度塗装していれば、次の塗替えまでの期間も長くなり塗替えの回数を減らすことができるのです。
つまり工事の発生回数も減るため、諸費用を何度も発生させずに済ませることができます。


戸建て住宅でもフッ素塗料で塗装回数を減らせる

大型建築物だけでなく一般の戸建て住宅でも、フッ素塗料は家にかかるメンテナンス費用を減らしてくれます。
確かにフッ素塗料よりも価格が安い塗料を選べば一回の工事費用は安くなりますが、耐用年数が短いため結局数年後に再塗装が必要になってしまう可能性もあるのです。

しかしフッ素塗料で塗装しておくと、ウレタン塗料やシリコン塗料に比べて約1.5~2倍ほどの長持ちが期待できます。
そのため足場や養生にかかる諸費用も節約でき、長いスパンで見たときにフッ素塗料で塗装した方がウレタンやシリコン塗料よりも安く済むと考えられます。

 

フッ素塗料の価格相場

以下の表は、建物の外壁塗装に用いられる代表的な塗料とフッ素塗料の価格相場の比較表です。
大体の目安としてご参考にしていただけたらと思います。

塗料の種類 単価相場(1㎡あたり)
アクリル塗料 1,000~1,800円
ウレタン塗料 1,800~3,000円
シリコン塗料 2,500~4,000円
ラジカル塗料 3,000~4,500円
フッ素塗料 3,500~4,500円
無機塗料 4,000~6,000円

この表からもわかるように、フッ素塗料はウレタン塗料やシリコン塗料に比べると若干単価が高めの塗料だと言えます。
耐久性が高く耐用年数が長いため、前述したように長い目で見た際コストパフォーマンスが良い塗だと言えますが、一回あたりの施工費用は高くなるため、予算と照らし合わせて使用するかどうかを判断する必要があります。

 

フッ素塗料を施工する際に気をつけたいポイント

このようにフッ素塗料は非常に優れた機能を持っていますが、その他の塗料と同じようにやはりデメリットも存在します。
以下ではフッ素塗料を施工する際に気をつけたいポイントについて詳しくご説明していきます。

ひび割れしやすい箇所への施工に注意



外壁材の種類の中でも、モルタルは乾燥によって収縮するため表面にひび割れができやすいという性質を持っています。
フッ素塗料は外壁の表面で強固な膜となって紫外線や雨などから建物を守ってくれますが、乾燥収縮するモルタル壁に塗装すると硬い塗膜が下地の影響を受けて割れてしまうことがあります。
ひび割れが起きる可能性はフッ素だけでなくどの塗料にもあることですが、シリコン系塗料やフッ素系など、ある程度耐久性が高い塗料は塗膜が固いため割れる確率が特に高くなります。

ウレタン塗料などは柔らかい性質を持つ塗料なので比較的割れにくく、乾燥収縮する素材に適していると言われます。
しかしそれでも確実に割れないわけではありません。

●ひび割れしやすい外壁におすすめの塗料

モルタル壁などひび割れが起きやすい外壁には、弾性塗料を使用して塗装することが一般的です。
塗料の中には「弾性」という機能を持つ種類があります。
弾性とはゴムのように伸び縮みする力を持つ塗料のことで、ひび割れが起きても伸縮するため割れにくく、もし割れても塗料自体が伸びて割れ目をカバーするので、外壁の防水性を損ねることがありません。だたし弾性塗料はサイディング壁に使用すると熱を帯びて劣化してしまうので、サイディング壁のひび割れ防止には使用できません。


再塗装が難しい



外壁塗装を行うと、外壁の表面に塗料による塗膜が張られるようになります。
この塗膜が住宅の外壁を紫外線や雨から保護してくれるのですが、フッ素塗料の塗膜には前項で少し触れたように「硬くて親水性が高い」という特徴があります。
塗膜が硬く親水性が高いと、外壁を再塗装する際に塗料の密着性が妨げられたり低下したりする可能性もあります
そのため、フッ素塗料で施工された外壁を再塗装する場合は、塗料の密着性を高める特殊な下塗り材を使った下塗りが必要になるなどの対処が必要となり、再塗装の難易度がグッと高くなってしまいます。

仕上がりに光沢感がある



フッ素塗料には独特の光沢感があります。
そのため、フッ素塗料で外壁塗装すると光沢感のあるツヤツヤとした仕上がりになりますが、この光沢感にはメリットとデメリットがあるため注意が必要です。

フッ素塗料による光沢感のある仕上がりは、外壁だけでなくお住まいを新築のように見せてくれます。築年数の古い住宅であっても、フッ素塗料で外壁を塗装することで新築のような見た目を取り戻すことができます。
またフッ素塗料は耐摩耗性も優れているので、この光沢感が長続きするという特徴もあります。

光沢感のある塗料と言えばシリコン塗料が有名ですが、シリコン塗料は塗装してからおよそ8〜10年で光沢感が20%程度失われるとされています。
一方フッ素塗料の光沢感は20年経っても10%ほどしか失われないため、他の塗料で外壁塗装した場合に比べ新築のような状態がより長続きします

ただしこの独特の光沢感には、外壁がチープに見えてしまうというデメリットもあるので注意しなくてはいけません。
光沢感のある仕上がりは好みが分かれるため、フッ素塗料を用いる場合はその特徴をよく理解しておく必要があります。

光沢によってチープに見えるかどうかは、外壁塗装に用いる色や住宅の外観のデザインにも大きく左右されるので、用いる色や建物のデザインとの相性も考慮しながら選択することが大切です

 

施工技術が確実な業者を選ぶ



外壁塗装を成功させるためには良い業者を選んだほうが良いのはもちろんですが、施工費用が高いフッ素塗料となればその重要性はより強いものになります。
どんな塗料でも、建物の劣化症状や外壁の素材に合わせて選ばなければ効果を発揮することができません。
また、ひび割れやカビ、錆びなどの劣化を適切に処理せず塗装をしてしまうと、塗料が強固な塗膜を形成できずすぐに剥がれや気泡ができて劣化してしまいます。

つまり外壁塗装における優良業者とは、綺麗にムラなく塗装する技術だけでなく、建物の症状に合った塗料選びや下地調整の技術も持っている業者と言えます。
万が一、手抜き業者や悪徳業者にフッ素塗料施工を頼んでしまうと、高額な費用だけ請求されて質の悪い塗装になってしまうため注意が必要です。


最後に

以上のように、フッ素塗料は防汚性や耐久性に優れた塗料ですが、フッ素塗料を使用したリフォームは他の塗り替えに比べて高額な工事になります。
そのため低品質な塗装を行う業者に任せてしまわないよう、見積もりを依頼する際は業者の技術や評判を比較するだけでなく、見積もりに記載されているフッ素塗料のメーカーや商品名までよくチェックすることをおすすめいたします。

本当にフッ素塗料を使用すべきかどうか、今回ご紹介したようなフッ素塗料の特徴や選ぶときのポイントを念頭に、しっかりとご検討されることが重要です。

弊社では、お住まいの状況に合わせた塗装プランのご提案しております。
お住まいの状況は環境によって大きく変わります。
だからこそ、プロである私たちがお住まいごと、お客様ごとに最適な塗料・プランをしっかり検討いたします。
もちろん、お住まいの状況を確認したいという方もご相談ください。
▶▶お問い合わせはこちらから

また弊社の大切にしていることとして、塗装後もキレイを保つことです。
「毎年点検」として、毎年お住まいの外壁塗装の状況を確認させていただいております。
毎年点検することで、前回の点検時との違いや、北九州市に多い雨漏りなどの漏水トラブルが起こっていないかなど、細かに点検しお伝えいたします。

顔を合わせる機会が増えることで、お客様にとって住まいに関するお悩みやお困りごとを『気軽に、安心して相談できる』会社を目指しています。

▶▶お住まいの状態を一度確認して見ませんか?無料見積もりはこちらから

この記事を書いた人

代表取締役 戸髙 勇樹

保有資格:外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、石綿作業主任者、アステックペイント技術認定者

業界歴・経歴:約17年以上。大手リフォーム会社に就職後、一度は塗装業界を離れるも、「人に感謝される仕事がしたい」と、ベストホームに入社。1500棟以上の塗装工事を実施。

出身地:北九州市小倉北区

コメント:創業以来24年、福岡県北九州市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・リフォーム工事を行っております。
塗装工事はどの業者に頼まれても塗ったばかりはキレイだと思います。塗装工事で差が出るのは〈数年後〉です。塗装工事を行い数年経過しないと適正な工事をしたのかがわからない、ここが塗装業者選びの難しいところです。塗装の高品質団体プロタイムズは『社会に貢献できる塗装・社会に誇れる塗装』をご提供させていただきますので、塗装工事でお悩みの際はお気軽にご相談ください。

 

ベストホーム株式会社

ベストホーム株式会社

 

お気軽にご相談ください

簡単!10秒でお見積依頼

ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
※必須の項目は必ず入力してください。

希望内容
お名前 
※必須
電話番号 
※必須

 
 

屋根塗装・外壁塗装のお問い合わせ・お見積り(無料)はこちら

【ベストホーム株式会社(プロタイムズ小倉南店)】

〒803-0279 福岡県北九州市小倉南区徳吉南1-1-16

【TEL】0120-05-8127

【FAX】093-383-9226

【営業時間】9:00~18:00(大型連休除く)

お住まいのお悩み・ご相談はお気軽に
お問い合わせください

       
お住まいのお悩み・ご相談はお気軽にお問い合わせください お住まいのお悩み・ご相談はお気軽にお問い合わせください

しつこい営業のセールス、勧誘などは一切ございません。 無理にお名前やご住所などを伺うこともございません。 TEL 0120-05-81270120-05-8127
電話お問い合わせ年中無休
営業時間 9:00~18:00