2024/09/19
外壁塗装をご検討のあなた!外壁の劣化症状にはどのようなものがあるのかご存じですか?外壁塗装の劣化は放置していると大きな工事につながる可能性があります。美観を損なうだけでなく、将来的な資産価値にも影響してくるのです。
今回のお役立ちコラムでは、外壁の劣化症状について把握し、適切な外壁塗装ができるように対処法もお話していきます!
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外壁の劣化症状の種類
外壁塗装の劣化症状の種類には以下のようなものがあります。
- カビ・苔・藻の発生
- サビの発生
- チョーキング
- ひび割れ
- 塗膜の膨れ・はがれ
- 色あせ
●●カビ・苔・藻の発生
カビや苔、藻は外壁の美観を損なってしまうだけでなく、雨漏りのリスクを高めてしまいます。これらが発生する原因としては、外壁の水分が大きく関係しています。カビなどは湿気の多い環境を好むことから、日陰になる外壁面や雨の多いシーズンは注意しましょう。
外壁の表面が水っぽくなってしまう場合は、築年数が浅くてもカビなどが生えやすくなります。新築に近い段階でカビなどが発生する場合は、外壁に付着したゴミなどが水分を含んで水気が多くなることが原因です。
経年劣化によってカビなどが発生する場合は、外壁塗装の劣化によって防水性が低下していることも考えられます。北面にある外壁面はとくにカビや苔・藻の発生に注意しましょう。
●●サビの発生
サビが発生するのもカビなどの発生と原理が似ています。もらいサビでない限り、水分があるところがサビていきます。サビも外壁に付着したゴミなどが水分を含み、湿気が残ってしまうことでサビの発生につながるのです。
庇のすぐ下あたりにサビが多くなるのは、汚れが溜まりやすく湿気の状態が維持されてしまうからなのです。サビは保証対象外になることもあるため、早い段階で対応しておくと高額な工事費用も回避できます。
●●チョーキング
チョーキングは、塗装している塗料の劣化によって、塗料に含まれる顔料が表面化してくる現象です。外壁塗装をおこなって1年以内にチョーキングがおきた場合には、施工不良の可能性が疑われます。
●●ひび割れ
外壁塗装のひび割れは、古い印象も与えてしまううえに、雨漏りの原因にもなります。ひび割れが入る原因は、外壁塗装の経年劣化や施工不良だけでなく、自動車の走行や地震による振動も挙げられます。住宅の立地によってもひび割れの原因が変わってくるため、大きな道路などが近くにある場合は振動によるひび割れも考慮しましょう。
●●塗膜の剥がれ
塗膜の膨れやはがれは、さまざまな原因からおこります。
- 下地処理不十分
- 乾燥不十分
- 劣化箇所への雨水侵入
- 手抜き工事
- 漏水
- 高圧洗浄不足
- 外壁の材料
- 凍害
外壁塗装をして比較的早い段階ではがれや膨れがおきた場合は、施工不良が原因として考えられます。外壁塗装はそれほど塗装前の工程が重要なのです。
●●色あせ
外壁塗装の色あせは、紫外線などの外部からのダメージによってひきおこされます。太陽光に含まれる紫外線が、塗料の顔料を破壊してしまい、色あせがおこります。塗料は樹脂、溶剤、顔料で構成されているのですが、紫外線などのダメージから合成樹脂が分解されてしまうのです。そうなると、塗膜の艶が低下し、顔料もダメージをうけることになります。
劣化症状を放置するとどうなる?
外壁塗装の劣化症状を放置すると、以下のような影響がでてきます。
- 美観を損ねる
- 健康被害のリスク(カビ・苔・藻)
- 完全除去が難しくなる(カビ・苔・藻)
- 雨水が内部に入り込む
- 外壁内部の腐食
- 雨漏り症状の発生
- 内部結露
- 住宅の安全性の低下
●●美観を損ねる
外壁塗装の劣化を放置することで、一番目に見えてでてくるのが美観の低下です。外壁塗装の劣化症状には、カビや苔といった目に見える変化や色あせやひび割れといった古さを感じさせるものもあります。どんなにきれいな色で塗装をしていても劣化の放置によって美観は低下してしまいます。
●●健康被害のリスク(カビ・苔・藻)
外壁の劣化症状を放置していると、カビや苔、藻などの温床になってしまいます。これらの発生は美観を損なうだけでなく、カビなどから胞子が舞うことによって健康被害のリスクも生じます。外壁にカビなどが生えている場合、内側の室内にも影響がでてくるのです。外側だから関係ないと放置せず、室内の環境を守るためにも対処が必要です。
●●完全除去が難しくなる(カビ・苔・藻)
カビや苔、藻などが発生し、そのまま放置していると完全に撤去することが難しくなります。初期段階であれば処理はできますが、放置していると根を張って広範囲に広がってしまうため、完全に除去するのは不可能です。
●●雨水が内部に入り込む
外壁塗装の劣化症状を放置していると、外壁の防水性が低下していきます。それだけでなく、ひび割れなどの隙間から雨水が内部に入り込むこともあるのです。内部に雨水が入り込むと雨漏りだけでなく、塗膜のはがれや膨れ、建材のサビなども招きます。建材内部が湿気のある状態であれば、シロアリが好む環境を作ってしまうことにもなるのです。
●●外壁内部の腐食
外壁塗装は美観を向上させるだけでなく、外壁を保護するためにもおこないます。そのため、外壁塗装が劣化した状態を放置していると保護力が低下し、内部にまでダメージがおよんでしまうのです。さきほどお話した、雨水が内部に入り込むことで腐食が始まってしまう可能性もあります。外壁内部が腐食すれば、塗装ではカバーしきれなくなってしまうため、修理費用も増大してしまいます。
●●雨漏り症状の発生
外壁塗装の劣化症状を放置していると、雨漏りのリスクを高めてしまいます。雨漏りは、雨水が内部に入り込んで発生するため、外壁塗装という外部のバリアが手薄になると致命的です。雨漏り症状は室内に影響がでてくるまで気づけないことも多いです。外壁塗装の劣化を放置している場合は、劣化診断とともに雨漏り診断もうけてみましょう。
●●内部結露
壁内結露とも呼ばれる内部結露は、その名の通り外壁内部で結露がおこっている状態です。結露はグラスなどにできることから、馴染みのあるものですが外壁内部にも同じ現象がおこる可能性があるのです。内部結露がおこると、内側から建材が腐食したりカビやシロアリといった湿気を好むものたちが発生したりします。内部結露を直すためには、換気口を増やす換気工事や防湿工事、外張り断熱などをおこなう必要がでてきます。
●●住宅の安全性の低下
外壁塗装の劣化を放置して、防水性や耐候性が低下した状態が続くと、住宅自体の安全性も低下します。内部の建材が腐食してしまうと、構造部分の耐久性や強度にも問題がでてきます。内部の状態が悪化していると、地震などの振動や線状降水帯による突発的な豪雨に耐えられないかもしれません。
劣化補修に火災保険は使える?
💬「経年劣化って紫外線とか外部からのダメージでおこるんでしょ?火災保険で修理できないの?」
経年劣化は火災保険の対象外となります。外壁塗装で火災保険の適用の可能性があるのは、自然災害が原因である場合です。過去には、火災保険の適用で外壁塗装などの費用をまかなえるケースが多かったのですが、現在では狭き門となっています。
そのため、訪問業者などから「火災保険で外壁塗装ができますよ」といわれても、鵜呑みにしないことが賢明です。もし、外壁塗装を検討している場合は、急にやってくる訪問業者からもちかけられる無料点検ではなく、あなたが選んだ業者に診てもらいましょう。
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外壁塗装は無料診断と見積りから始めよう!
💬「今は出費をおさえたいし、外壁塗装はもう少しあとでいいかな」
もし、今回お話した劣化症状がでていないようであれば、外壁塗装を急ぐ必要はないかもしれません。ですが、塗装をしてから10年経過している場合は、目立った劣化症状がなくても劣化診断をうけてみましょう。
もしかしたら、外壁内部で問題がおきているかもしれません。雨漏りになかなか気づけないように、内部の様子は目視では判断できないのです。だからこそ、プロの手を借りて現時点での外壁や塗装の状態をチェックしてもらいましょう。
外壁塗装をおこなうかどうかは、見積書を作成してもらったあとで検討するのでも構いません。ひとまず、一歩踏み出すことが大切なのです。外壁塗装はタイミングを逃さずに定期的にメンテナンスすることで、経年劣化によって大きな問題がでてくることも防げます。
塗装でメンテナンスができていれば、外壁の張り替えなどといった大がかりな工事を避けることもできるのです。出費を恐れて外壁塗装を後回しにしていたら、外壁塗装では直せないほどの劣化になって返ってくるのです。
北九州地域密着のベストホームでは、無料で診断や見積書の作成をおこなっております。今回のお役立ちコラムを読んで、外壁の状態が気になった方はお気軽にご相談ください。
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外壁の劣化が気になったらベストホームにご相談ください
外壁塗装の劣化は放置せず「おかしいな?」と思ったタイミングで業者に相談してみましょう。相談だけならば無料で対応しているところも多いです。どの業者に依頼すればいいのかわからない場合は、ショールームに来店して雰囲気を見てみるのもおすすめです。
ショールームをもっている業者であれば、詐欺まがいなことをして行方をくらましたり、手抜き工事をしたりする確率は低いでしょう。ベストホームでは、北九州市小倉にショールームをご用意しております。
外壁の下地や色見本や79色もの塗り板を展示しております。外壁塗装について見て触って体験できるショールームとなっておりますので、楽しく不安を解消していただけますよ。お越しの際は、事前にWEB来店予約をいただくと便利です。
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ベストホーム ショールームのご案内
▼今回お話ししたYouTube動画はこちらから視聴できます!▼
弊社では、お住まいの状況に合わせた塗装プランのご提案しております。お住まいの状況は環境によって大きく変わります。
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また弊社の大切にしていることとして、塗装後もキレイを保つことです。「毎年点検」として、毎年お住まいの外壁塗装の状況を確認させていただいております。
毎年点検することで、前回の点検時との違いや、北九州市に多い雨漏りなどの漏水トラブルが起こっていないかなど、細かに点検しお伝えいたします。顔を合わせる機会が増えることで、お客様にとって住まいに関するお悩みやお困りごとを『気軽に、安心して相談できる』会社を目指しています。
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この記事を書いた人
代表取締役 戸髙 勇樹
保有資格:外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、石綿作業主任者、アステックペイント技術認定者
業界歴・経歴:約17年以上。大手リフォーム会社に就職後、一度は塗装業界を離れるも、「人に感謝される仕事がしたい」と、ベストホームに入社。1500棟以上の塗装工事を実施。
出身地:北九州市小倉北区
コメント:創業以来24年、福岡県北九州市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・リフォーム工事を行っております。
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