2024/10/10
💬「線状降水帯や台風での豪雨で横殴りの雨になったとき、外壁から雨漏りしそうでこわい」
💬「雨漏りっていえば屋根からのイメージが強いけど、外壁から雨漏りすることはあるの?」
外壁から雨漏りすることはあり得ます。横殴りの雨の場合、少なからず外壁にも雨水が触れる可能性があるのです。
💬「そんなこと考えたらわかるよ~!でも外壁から雨漏りするって確率低いでしょ?」
油断しないでください。外壁から雨漏りする場合は少し厄介です。
なぜなら、外壁からの雨漏りには以下のような傾向が見られるからです。
- 台風のときだけ雨漏りになる
- 強風をともなった大雨の日だけ雨漏りになる
- 雨漏り症状が表面化するまで時間がかかる
今回のお役立ちコラムでは、横殴りの雨になったときに不安にならないように外壁からおこる雨漏りについてくわしくお話していきます!
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【外壁別】横殴りの雨で外壁からの雨漏りがおこりやすい箇所
雨が横殴りで降るのは日常的ではありませんが、近年では線状降水帯の発生によって大量の雨が降り注ぐことがあります。その場合に強風をともなってまるで台風のような気象になるケースもあり得ます。
もちろん、通常の台風の場合も油断は禁物です。大型の台風が次々に発生し、急な進路変更で災害がおこるケースも増えています。横殴りの雨というのは、もはや稀にあるものではなくなっているのです。
外壁から雨漏りが発生する場合、横殴りの雨がどのように影響するのか知っておきましょう。外壁と一言でいってもさまざまな箇所があります。外壁は何枚かの外壁材が張り合わされて構成されており、窓や換気扇フードといった部分とも面しています。外壁材だけでなく、各所が劣化するかもしれないのです。
雨漏りがおきやすい外壁箇所をおさえておきましょう。
- シーリング部分
- 窓サッシ
- 幕板
- 水切り金具
- 建材とのつなぎ目
- ひび割れ
これらの箇所をふまえ、外壁別に雨漏りしやすい箇所をお話していきます!
- 窯業系サイディング
- ガルバリウム鋼板(金属系サイディング)
- モルタル
- タイル
- コンクリート
●●①窯業系サイディング
窯業系サイディングは住宅の約8割を占めるほど普及している外壁材です。サイディングと呼ばれる外壁材には、窯業系だけでなく金属系や樹脂系などさまざまなものがあります。サイディングボードと呼ばれることもあり、パネルを張って仕上げるのが特徴です。
窯業系サイディングで雨漏りする場合は以下の箇所が原因となります。
- つなぎ目のシーリング劣化
- サイディングの反りや割れ
- 窓サッシ・幕板・水切りの不具合
張り付けて施工しているため、どうしてもつなぎ目に隙間ができてしまいます。それをシーリング材で埋めているのですが、劣化してくると隙間が生まれてしまうのです。サイディング自体に反りや割れがでた場合は、部分的な張り替えが必要になります。30年以上経過している場合は寿命による不具合もおこり得ます。
●●②ガルバリウム鋼板(金属系サイディング)
ガルバリウム鋼板は、金属系サイディングに分類されます。外壁だけでなく屋根材としても活用されており、窯業系サイディングに並ぶほどの人気があります。ガルバリウム鋼板の場合はつなぎ目がないため、窯業系と比較するとシーリングの劣化による雨漏りリスクは低いです。窓周りなどにはシーリングがほどこされるため、劣化による雨漏りリスクはあります。
ガルバリウム鋼板は金属系の素材であるため、サビに注意しなければなりません。飛来物によって傷ができればそこからサビることもあります。サビからの腐食で穴があくことで雨漏り原因を作る可能性があるのです。
●●③モルタル
モルタル外壁での雨漏りは、ひび割れが原因になることがあります。塗って作る外壁材であることからつなぎ目が存在しません。ただし、こちらも金属系サイディングと同様に、窓周りなどにはシーリングがあるため劣化による雨漏りリスクには注意です。
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●●④タイル
タイル外壁は「メンテナンスがいらない」と耳にするかもしれませんが、雨漏りについては別件です。
雨漏りが発生する原因としては3つ挙げられます。
- 目地や下地の劣化
- シーリングの劣化
- タイルのはがれや浮き
タイルの場合は、タイル同士を隙間なく並べるのではなく、目地と呼ばれる隙間を作っています。この目地部分にモルタルを塗りこんで防水機能をもたらし、きれいに見えるように仕上げているのです。
タイルという素材自体は耐久性が高くても、目地やシーリングといった部分は時間の経過とともに劣化していきます。そのため、劣化した部分からひび割れがおき、そこから横殴りの雨が侵入することがあるのです。
●●⑤コンクリート
コンクリートの外壁は雨にも強く、頑丈でどっしりしたイメージが強いかもしれませんが、ほかの外壁材と同様に窓周りなどのシーリングやひび割れが原因になることがあります。
中でもコンクリート特有の雨漏り箇所は2つあります。
- 打継目地
- コールドジョイント部
打継目地とは鉄筋コンクリート建造物のつなぎ目です。コンクリート外壁の場合、各階でコンクリートを打設して、建築していきます。階の間には水平の打継部分が存在していますが、浸水を防ぐためのシーリングが劣化することで雨漏りにつながるのです。
コンクリートを打ち重ねるときは、硬化する前に次のものを打ち込む必要があります。コールドジョイントは、前後のコンクリートが一体化しなかったために、隙間が発生してしまった状態です。コンクリートであっても、シーリング劣化とつなぎ目は要注意です。
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外壁からの雨漏りを防ぐ対策
横殴りの雨による外壁からの雨漏りを防ぐためには、日頃のメンテナンスと専門家による点検が欠かせません。以下に具体的な対策をご紹介します。
●●定期的なメンテナンスの重要性
外壁の劣化は時間とともに進行します。特にシーリング材や塗装の劣化は、雨水の浸入を許す大きな原因となります。定期的に外壁の状態をチェックし、ひび割れやシーリングの劣化を早期に発見することで、雨漏りのリスクを大幅に減らすことができます。また、適切な時期に再塗装やシーリングの打ち直しを行うことで、外壁の防水性を維持し、建物の寿命を延ばすことができます。
●●プロによる点検と早期修繕
自分では見落としがちな箇所も、専門家による点検で的確に発見できます。外壁診断士などの資格を持つプロに依頼することで、外壁全体の状態を詳しく把握することが可能です。特に、横殴りの雨が頻繁に降る地域では、定期的な専門家の点検が雨漏り防止に効果的です。問題が見つかった場合は、早期に修繕を行うことで、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
外壁からの雨漏りを早期発見する有効策は【外壁診断】
雨漏り症状が表面化していないにも関わらず、以下のような気になることがある場合は外壁診断をうけてみましょう。
- 晴れているのに部屋の湿気が気になる
- 部屋のかび臭さがなかなかとれない
- シロアリや羽アリを見かけるようになった
- 外壁にひび割れが目立っている
とくに、外壁にひび割れが目立つ場合は、雨漏り修理の緊急性が高い可能性があります。ひび割れをそのままにしておくことで、横殴りの雨が降るたびに外壁内部に雨水が侵入しているかもしれません。
外壁のひび割れには、緊急性が低いものと高いものの2種類にわけられます。幅0.3mm以下、深さ0.4mm以下の髪の毛ほどの細いひび割れを「ヘアークラック」といいますが、このくらいのひび割れは直接的な雨漏りの原因にはなりません。緊急性も低いため、慌てなくても大丈夫です。
緊急性や危険度の高い「構造クラック」と呼ばれるひび割れは、幅0.3mm以上で深さは4~5mm以上のものが該当します。構造クラックになると、遠くから見てもひび割れているのがわかるほどなので、美観が気になるレベルです。
構造クラックがある場合は、外壁の深い部分まで割れている可能性があり、住宅の安全性や強度に関係してきます。もちろん、横殴りの雨が入り込みやすくなるため、雨漏りリスクも高まってしまうのです。
構造クラックがある場合は早急に業者に相談しましょう。また、たとえヘアークラックだとしても時間の経過とともにひび割れが広がっていることもあります。外壁診断も活用しながら経過を見ましょう。
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いつ発生するかわからない線状降水帯や、大型台風からの横殴りの雨に備えておきましょう。外壁からの雨漏りは症状が表面化してくるのが遅いからこそ、外壁診断で早期発見をして先手を打ってくださいね!あなたからのご相談、スタッフ一同お待ちしております。
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この記事を書いた人
代表取締役 戸髙 勇樹
保有資格:外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、石綿作業主任者、アステックペイント技術認定者
業界歴・経歴:約17年以上。大手リフォーム会社に就職後、一度は塗装業界を離れるも、「人に感謝される仕事がしたい」と、ベストホームに入社。1500棟以上の塗装工事を実施。
出身地:北九州市小倉北区
コメント:創業以来24年、福岡県北九州市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・リフォーム工事を行っております。
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