2024/03/21
代表取締役の戸髙です!
日本は世界でも有数の地震国と言われています。直近では今年の元日に発生した能登半島地震により甚大な被害に見舞われました。
北九州市の皆さんに身近なところで言えば、平成17年の福岡県西方沖地震、平成28年の熊本地震が記憶にも新しいのではないでしょうか。
どちらも比較的地震の少ない場所と言われていますが、非常に多くの被害が出ました。
地震はいつどのタイミングで起きてもおかしくありません。それは北九州市も同じです。
地震を防ぐことはできませんが、建物の耐震化を行うことで地震による被害を大きく軽減することはできます。
今回は北九州市のリフォーム補助金制度「建築物耐震改修工事費等補助事業」についてくわしくお話ししていきます!
現行の耐震基準を満たしていない木造住宅や分譲・賃貸マンション、特定建築物の耐震改修工事等にかかる費用の一部を、北九州市が補助してくれる補助金制度です。
建築物耐震改修工事補助事業の対象となる条件は?
2階建て以下の木造住宅で、昭和56年5月31日以前に建築または工事着手された一定の要件を満たすものに限られます。
建築物耐震改修工事費等補助事業の内容
北九州市に伸びている主な活断層は「小倉東断層」と「福知山断層」です。
福岡県地震に関する防災アセスメント調査報告書によると、小倉東断層ではマグニチュード6.9、福智山断層ではマグニチュード7.0が予想されています。
平成28年の熊本地震では、住宅が建てられた時期によって被害状況に大きな差が生まれるということがわかりました。
旧耐震基準である昭和56年5月以前の住宅では、大破・倒壊・崩壊が約3倍の割合で起きているのです。
地震に強い家は被害を最小限に抑えるとともに、街の安全にも繋がります。
以下では事業内容について詳しくお話ししていきます!
●●補助事業の概要
「建築物耐震改修工事費等補助事業」は、地震が起きたときに住宅・建築物の倒壊などを防ぎ、震災に強いまちづくりの推進を目的としたものです。
現行の耐震基準を満たしていない木造住宅や分譲・賃貸マンション、特定建築物の耐震改修工事等にかかる費用の一部を、北九州市が補助してくれます。
【補助対象者】
建物所有者または所有者の同意を得て補助対象事業を行う者
(※耐震シェルター等設置補助の場合には、上記に加え高齢者、障がい者のいる世帯)
【補助対象建築物】
木造住宅:2階建て以下のもの
(昭和56年5月31日以前に建築または工事着手された一定の要件を満たすもの)
【耐震改修工事の補助金上限と補助率】
木造住宅…上限100万円/戸、補助率4/5
耐震シェルター・防災ベッド設置(購入及び設置に要する費用の補助)…上限15万円/戸、補助率23%
事前にチェック!補助金活用のポイント
補助金を活用する上でおさえておくべきポイントは主に5つです。
・市外に居住していても、所有する住宅が市内であれば補助を受けられる
・同一箇所の工事に他の補助金は併用できない
※他の補助と工事箇所が同一でないことが明確な場合は対象になる場合もあります
・補助申請前の工事は補助を受けられない
・リフォーム工事と一緒でも耐震改修工事の補助を受けることができる
※補助は耐震改修工事費用のみ
・「代理受領制度」を利用すれば準備資金が抑えられる!
●●代理受領制度とは
代理受領制度とは、補助申請者が施工業者に委任をして、代理で補助金を受け取ってもらう制度のことです。
この制度を利用すれば、資金準備が工事費と補助金の差額のみで済むため、最初にかかる負担が軽減されます。
※代理受領制度を利用する場合は、補助申請者と施工業者どちらも合意による届出が必要になります。
■代理受領制度の仕組み
工事費160万円のうち補助金100万円の場合を例にします。
通常の場合…補助申請者が準備する資金160万円
代理受領の場合…市から業者へ補助金100万円+補助申請者が準備する資金60万円
代理受領制度を活用すれば、準備資金が160万円必要だったところが60万円で済むということです
補助を受ける前には必ず耐震診断を!
耐震改修工事の補助を受ける前の流れとして、まずは耐震診断を行う必要があります。
活用できる業者は以下の2つです。
・福岡県耐震診断アドバイザー派遣制度
・北九州市耐震推進協会
【福岡県耐震診断アドバイザー派遣制度】
県主催の講習会を受けた建築士を現地に派遣して診断を行う。
簡易診断…利用者負担額3,000円(耐震診断のみ)
一般診断…利用者担額6,000円(耐震診断+小屋裏及び床下の進入調査+耐震計画+工事概算見積)
※北九州市の補助を受ける場合は一般診断となります。(耐震シェルター等設置補助を受ける場合は、簡易診断でも可)
【北九州市耐震推進協会】
市と連携している協議会の建築士が診断を行う。
利用者負担額…3,000円(耐震診断+小屋裏及び床下の進入調査+耐震計画+工事概算見積)
※営利目的以外の耐震改修工事依頼も可。
補助金をうまく活用して地震に強い家へ!
耐震改修工事にかかる費用は平均160万円で、およそ80~300万円位が目安とされています。(出典:令和3年度北九州市住宅・建築物耐震改修工事費等補助事業実績)
平均費用であれば半分以上が補助金で賄えるので、とてもお得な制度ですね!
耐震改修工事のみの補助にはなりますが、リフォーム工事と一緒に行うこともできるため、お住まいの状態を見直したいと考えられている方は耐震の面も検討されてみてはいかがでしょうか。
弊社では塗装だけでなくリフォーム工事も行っておりますので、気になる方は耐震改修工事についてもお気軽にご相談ください!
引用:北九州市住宅・建築物耐震改修工事費等補助事業
弊社では、お住まいの状況に合わせた塗装プランのご提案しております。お住まいの状況は環境によって大きく変わります。
だからこそ、プロである私たちがお住まいごと、お客様ごとに最適な塗料・プランをしっかり検討いたします。もちろん、お住まいの状況を確認したいという方もご相談ください。
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また弊社の大切にしていることとして、塗装後もキレイを保つことです。「毎年点検」として、毎年お住まいの外壁塗装の状況を確認させていただいております。
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この記事を書いた人
代表取締役 戸髙 勇樹
保有資格:外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、石綿作業主任者、アステックペイント技術認定者
業界歴・経歴:約17年以上。大手リフォーム会社に就職後、一度は塗装業界を離れるも、「人に感謝される仕事がしたい」と、ベストホームに入社。1500棟以上の塗装工事を実施。
出身地:北九州市小倉北区
コメント:創業以来24年、福岡県北九州市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・リフォーム工事を行っております。
塗装工事はどの業者に頼まれても塗ったばかりはキレイだと思います。塗装工事で差が出るのは〈数年後〉です。塗装工事を行い数年経過しないと適正な工事をしたのかがわからない、ここが塗装業者選びの難しいところです。塗装の高品質団体プロタイムズは『社会に貢献できる塗装・社会に誇れる塗装』をご提供させていただきますので、塗装工事でお悩みの際はお気軽にご相談ください。