2024/05/11
外壁塗装をご依頼いただく際は、使用する塗料をしっかりと選ぶようにしましょう。
今、最も性能の高い塗料を使用することで、次のメンテナンスまでの期間を伸ばせますし、長期間塗料の持つ効果を維持できるでしょう。
ご予算内でもっとも高性能な塗料を使用すれば、日常的なメンテナンスや生活のしやすさにも影響が出てくるのです。塗料選びの際は、ぜひプロからのアドバイスを受けてください。
今回のお役立ちコラムでは「塗料に求める効果とおすすめの塗料」についてお話ししていきたいと思います。
外壁塗装に求める効果
外壁塗装は、ただ綺麗にするだけの工事ではありません。新たな塗膜を形成することによって、塗料の持つ効果を付与するという意味も併せ持っています。
つまり、より生活しやすい状況を手に入れるための工事なのです。
では、外壁塗装ではどのような効果を求めるべきなのでしょうか？
●●汚れない「超低汚染性能」
外壁は、いくつかの要因によって汚れてしまうのが通常です。
・砂埃
・花粉
・黄砂
これらは、自然に発生する汚れの原因です。劣化した外壁には、これらの付着が非常に多く確認できます。
または、以下のような汚れの原因も考えられます。
・排気ガス
・ボールの跡
・落書き
普段、車を置く場所のすぐ近くに外壁がある場合、マフラーからの排気ガスが直接かかってしまう場所があると、その汚れが付着してしまうのです。
さらに、お子様がいるご家庭ですと、外壁に向けてボール投げやサッカーをしてしまい、跡が残るケースもあります。
同じように、外壁に石などを使って落書きをしてしまうということも考えられるため、汚れの原因は「自然に発生するものだけではない」ということがわかるはずです。
ここで挙げた汚れの原因の中でも「自然に発生する汚れ」は、塗料の効果によって防ぐことができるのです。超低汚染塗料を使用すると、雨が降るたびに汚れが洗い流されます。
●●暑くならない「遮熱性能」
近年、電気代の高騰を理由に「冷房費の削減」につながる塗料が人気です。
地球温暖化に伴い、年々夏場の暑さが厳しくなっています。その結果、24時間体制でエアコンを使用するという方も少なくありません。
しかし、コロナ禍において、しっかりと換気はしたいものの外気を取り入れて感染するのは怖いと考える方もいました。
そのため、窓を開けずにエアコンで空気を循環させなければならなかったという話も聞きます。
その際、電気代が非常に大きな問題となりました。室温を「1℃」変化させるためには、通常の電気代にプラス10%の電気代が必要だと考えられています。
仮に、40℃の室温を28℃まで下げるためには、なんと120％の電気代アップが発生してしまうということなのです。
この温度差をできる限り小さくするために、外壁塗装をする際には「遮熱塗料」が使用されるケースが増えました。遮熱塗料の効果には、室温を1〜3℃程度引き下げることが確認されています。
●●ひび割れない「伸縮性能」
外壁は、地震の影響によりわずかな歪みやたわみが発生することをご存知ですか？
この動きは、外壁にひびを発生させてしまうため、適切なメンテナンスを施さなければならないのです。
サイディングや外壁タイルのように、パネル間をシーリング材が埋めて緩衝材の役割をしてくれれば良いのですが、モルタル壁のような1枚ものの外壁の場合、緩衝材の役割を持つ素材がないらないため、自然とひび割れてしまうのです。
このような外壁の場合、伸縮性に富んだ塗料を使用することで、ひび割れを抑えてくれます。
従来であれば、ウレタン塗料が伸縮性に長けていたためひび割れを抑える効果も期待できましたが、塗料自体の寿命が短いため、現在はシリコン塗料が主流になっています。
しかし、シリコン塗料は塗膜が固く、柔軟性・伸縮性は期待できません。そのため、弊社では「ピュアアクリル樹脂」を使用した塗料をおすすめします。
ベストホームおすすめの塗料
弊社で外壁塗装をする場合、以下で挙げるような高性能塗料をおすすめしています。塗料メーカーが全てを注ぎ込んでいる「最高級塗料」なので、品質は間違いありません。
そして、プロタイムズ加盟店だからこそ使用できる、究極の塗料をご紹介します。
●●超低汚染プラチナリファイン2000MF-IR
超低汚染塗料の中でも、最高の性能を持っているのが「超低汚染プラチナリファイン2000MF-IR」です。
同じプラチナリファインにもシリコン塗料はあるのですが、ここでおすすめするのは最上級のフッ素塗料になります。
この塗料の性能は、1万時間にも及ぶ耐候性テスト「促進耐候性試験（キセノン式）」で、ほぼ劣化が確認されないほどの耐久性を誇っています。
退色することもなく、施工直後とほとんど変わらない状態のまま、1万時間以上性能を維持し続けた塗料なのです。
ちなみに、同じプラチナリファインのシリコン塗料は、およそ90％の性能維持が確認されており、プロタイムズ加盟店以外でも使用できる超低汚染リファインシリーズは80％以上の性能維持が確認できています。
同系列の塗料の中でも、超低汚染プラチナリファイン2000MF-IRは最高の実力を発揮できるのです。
超低汚染塗料の最大の特徴は「汚れづらさとセルフクリーニング性」になります。
そもそも汚れの付着が少なく、仮に付着した汚れは「雨」によって洗い流されてしまいます。
通常の塗料であれば、定期的に外壁洗浄が必要になるのですが、超低汚染塗料を使用することで「洗浄コスト削減」にもなるのです。
超低汚染プラチナリファイン2000MF-IRの耐用年数は「20年以上」が期待できます。
▼合わせて読みたい▼
【外壁塗装】業界最高水準の汚れにくさ！超低汚染プラチナリファイン2000MF-IRについて
●●プラチナシリコンREVO2000-IR
高い遮熱性能を発揮してくれる外壁用塗料の中で、プラチナシリコンREVO2000-IRは非常に優れた遮熱性能が期待できる塗料です。近赤外線を反射する性能に優れているため、室温上昇を防ぐことができます。
ただし、窓や断熱構造などの影響によっては、温度変化の大きさに差が生まれてしまうということは理解しておきましょう。
遮熱性能試験では、一般的なシリコン塗料に比べ、表面温度が9.9℃も低い状態がキープされたという実験結果が残っています。
およそ10℃の温度差がある場合、同じ室温だったとしても体感温度はプラチナシリコンREVO2000-IRを塗った家の方が涼しく感じるのです。
体感温度は、室温と表面温度の差が小さいほど快適に感じることができます。
建物の表面温度が50℃で室内温度が25℃だった場合と、表面温度が40℃で室温が25℃だった場合、後者の方が涼しい家だと感じられるのです。
●●EC-5000PCM-IR
外壁のひび割れに対し、EC-5000PCM-IR以上の性能を発揮できる塗料を探すのは、非常に困難だと言えます。
それほどまでに高性能な塗料です。EC-5000PCM-IRは通常のEC-5000PCMの防水性だけではなく、さらに遮熱性能にまで貢献してくれる塗料なのです。
一般的に、外壁に入ったひび割れに許されている「ひび割れの幅」は0.3mm以下で、それ以上に開いてしまった場合「雨漏り」が発生してしまうということがわかっています。
見た目には1mmほどしか開いていないひび割れだったとしても、建物からすれば大問題です。
雨が染み込み、内部の鉄筋や柱などを腐食させ、室内や基礎部分で雨漏りが発生してしまうこととなるでしょう。
EC-5000PCM-IRは、このひび割れを「強力な塗膜」によって塞いでおくことができるのです。
EC-5000PCM-IRに使用されている樹脂は「ピュアアクリル樹脂」と呼ばれる、非常に柔軟性・伸縮性に優れた樹脂になります。
その性能は、なんと通常の600%もの伸縮率を誇っているのです。単純に、均等な力が加わった場合、1㎠の塗膜が600㎠にまで引き延ばすポテンシャルを持っていると考えてください。
これまで0.3mmの幅でギリギリだとされていたひび割れが、たとえ1mmまで開いてしまったとしても、EC-5000PCM-IRが雨漏りを防いでくれるということなのです。
もちろん、ひび割れたままではいつ雨漏りが発生するかわかりません。
できるだけ早くひび割れを対処する必要があることには変わりありませんが、塗膜によって雨漏りせずに対処ができるという大きなメリットを持った塗料なのです。
塗料を選ぶ際のポイント
塗料を選ぶ際のポイントを簡単にご紹介します。ちょっとしたポイントを覚えておくだけで、施工後の仕上がりに大きな差が生まれるでしょう。
●●耐用年数の長さ
最新の塗料と入っても、選ぶものによって耐用年数が異なります。10年以下の耐用年数のものもあれば、20年以上の耐用年数を持つ商品もあるのです。
耐用年数が長いものを選べば、次のメンテナンスまでの期間を長く設定することができます。
●●実際の施工後の見え方
色見本として、板に塗装したものを確認することは、どこの業者でもやっています。しかし、実際に施工した場合とは見え方が違うということも非常に多く発生することを覚えておきましょう。
・室内
・蛍光灯の下
・周囲からの反射の違い
これらは、実際に建物に施工した時と条件が違うため、あとでイメージと違うという事態が発生してしまうのです。
●●求める効果
塗料の持つ効果は、全てが同じわけではありません。
同じ超低汚染塗料だったとしても、グレードが上がれば他の効果も付与されていたり、同グレードでも違う種類を使った場合は弾性を持っていたりもするのです。
しっかりと効果を見極めて、必要としている効果を持った塗料を使用しましょう。
外壁塗装はベストホームの優秀なスタッフにお任せを！
外壁塗装は、建物の快適性をアップさせることができる工事です。
見た目の美しさだけを回復させるのではなく、施工後の住みやすさや、メンテナンス性のアップを期待できる塗料を使用することをおすすめします。
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この記事を書いた人
代表取締役 戸髙 勇樹
保有資格：外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、石綿作業主任者、アステックペイント技術認定者
業界歴・経歴：約17年以上。大手リフォーム会社に就職後、一度は塗装業界を離れるも、「人に感謝される仕事がしたい」と、ベストホームに入社。1500棟以上の塗装工事を実施。
出身地：北九州市小倉北区
コメント：創業以来24年、福岡県北九州市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・リフォーム工事を行っております。
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