2024/06/25
アパートやマンションは、自分が住むのではなく「投資物件」としての面が強いため、第一に考えなければならないのが「住民満足度」です。ここをおろそかにしていると、どれだけメンテナンスをしていたとしても十分な成果が出ません。
ここでいう成果とは「住民の固定率」ですね。早い話が「長く住んでくれるかどうか」という点です。しっかりメンテナンスしているつもりでも、住民が望んでいるメンテナンスを適切に行うことが重要で、どんな不便を感じているかをしっかりとヒアリングしておかなければいけません。
特に、アパートやマンションは住民が勝手にメンテナンスするわけにいかないので、定期メンテナンスで機能性アップを望む声はしっかりと拾うようにしましょう。
今回の記事では「アパートやマンションの外壁塗装におすすめな遮熱塗料」についてご紹介したいと思います。
最近、特に人気が高くなっている塗料は「シリコンREVO1000-IR」です。
アパートやマンションに望まれるメンテナンス
まず、アパートやマンションにお住まいの方がどのようなメンテナンスを求めるのかという点を理解しておく必要があります。ここを無視して、機能性が良いからという理由で勝手なメンテナンスをしていると、住み続ける上で大きな負担を住民にかけてしまうことになるのです。
なぜなら、建物の修繕は「修繕積立」を基本予算とするものの、それを超える費用に関しては「特別徴収」が発生する可能性があるからです。オーバーコストをオーナー負担でというのであれば良いのですが、基本的にほとんどの場合「住民負担」となるケースが多いため、内容によっては住民の了承を得られないことさえあります。
●●遮熱性アップ
遮熱性は、新型コロナウイルス蔓延以降、多くのメンテナンス時に求められるようになりました。電気代が年々アップしていることからも、遮熱性を上げて欲しいという声は非常に多く上がっているようです。
遮熱性を上げることで、建物に「日傘」をさした状態を作り出すことができます。夏場に木陰に入ると涼しいように、建物内部を涼しい状態に「感じさせる」ことができるのです。
実際に温度が下がる度合いは「2〜3℃」程度なので、大幅な室温低下にはなりません。しかし、熱伝導率が下げられるので体感温度は大きく抑えられます。そもそも暑さが抑えられるので、これまでであれば気温よりも15℃近く低い冷房の温度設定をしていたものが、5〜10℃ほど低い温度設定でも快適に感じられるようになるのです。
1℃の温度変化をさせるためには、およそ10%の電気代がかかると言われています。15℃引き下げるためには、従来の150%もの電気代が上乗せされるということです。つまり、1万円の電気代が2.5万円に上がるという恐ろしい事態になります。
2023年の電気代は、1Rひとり暮らしで6万円にも上ったという事例があるため、これは非常に大きな問題と言えるでしょう。
●●確実な防水
アパートやマンションのような賃貸物件では、防水工事だけは確実に行っておかないと「建物の価値」が大きく損なわれます。ほんの少しの雨漏りだったとしても、構造にまで大きくダメージが与えられてしまうので、必ずメンテナンスしなければなりません。
メンテナンス周期はきっちりと守ることをおすすめします。
●●低コストによる修繕費用の圧縮
なんといっても、コストがかかりすぎる修繕が繰り返されるのは好ましい状態ではありません。住民に対する負担が大きくなってしまいます。できる限り予算を抑えた状態で、最良のメンテナンスを行うということを重視しましょう。
外壁塗装の際も、上を見ればキリがないほど良い製品に溢れています。その中で、一番コスパと性能が両立できている塗料を選ぶべきです。
シリコンREVO1000-IRの特性
シリコンREVO1000-IRは、現在多くの賃貸物件の外壁塗装時に選ばれている、非常に人気の塗料です。その人気の秘訣を簡単にご紹介していきましょう。
●●ラジカル制御が実現する高い耐候性
シリコンREVO1000-IRで塗装した場合、ラジカル制御によるロングライフ性が期待できます。一般的なシリコン塗料は「7年前後」の耐候性のところ、シリコンREVO1000-IRは「13〜16年」という倍以上のロングライフ性が期待されているのです。
●●三重構造のアクリルシリコン樹脂による低汚染性
シリコンREVO1000-IRの樹脂は「アクリルシリコン樹脂」を使用しています。それも、三重構造の樹脂になっているので、各層ごとに異なる特性を持ち合わせており、低汚染性と防カビ・防藻性に期待ができるのです。
●●遮熱黒色無機顔料による遮熱性
シリコンREVO1000-IRの遮熱性能は、特性の「遮熱黒色無機顔料」を配合することで実現しています。近赤外線の波長は「780〜2500nm」という周波数で、遮熱黒色無機顔料はこれを46%カットすることができるのです。
ちなみに、Fe系遮熱顔料は35%、Mn系遮熱顔料は42%、カーボンブラックに至っては6%しかカットすることができません。
50%までカットできないものの、汎用性の高い塗料と考えた場合、非常に優秀な数字をたたき出しています。
●●豊富なカラーバリエーション
遮熱性を持った塗料の多くは、基本的に「ホワイト系」の淡色しか選択肢がありません。「ブラック系」にちかい濃色を使用してしまうと、熱を吸収する特性があるので、十分な遮熱性を発揮することができないのです。
そんな中、シリコンREVO1000-IRは、アステックペイントの標準色69色を全て選択できるため、美観をお好みの状態に仕上げることができるのです。淡色の外壁ではイメージに合わないと感じる方も、シリコンREVO1000-IRであれば理想的な仕上がりで外壁塗装を依頼することができます。
シリコンREVO1000-IRで住民満足度アップ!
アパートやマンションのメンテナンスをする際、住民からの支持を得てからでなければ、大規模な改修工事を行うことはできません。そのため、理想だけを追い求めたハイポテンシャルな工事は、必ず受け入れられるという保証がないことを覚えておきましょう。
シリコンREVO1000-IRは、全方向に特性を振っている「器用貧乏」な塗料ですが、たった1つの塗料で多くの効果を期待できる優秀な塗料でもあります。これから賃貸物件のメンテナンスを行うという場合は、シリコンREVO1000-IRという選択も検討してみてください。
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この記事を書いた人
代表取締役 戸髙 勇樹
保有資格:外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、石綿作業主任者、アステックペイント技術認定者
業界歴・経歴:約17年以上。大手リフォーム会社に就職後、一度は塗装業界を離れるも、「人に感謝される仕事がしたい」と、ベストホームに入社。1500棟以上の塗装工事を実施。
出身地:北九州市小倉北区
コメント:創業以来24年、福岡県北九州市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・リフォーム工事を行っております。
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