2023/06/30
家の印象を大きく左右する外壁の色。何色もある中からイメージに合うものを選ぶことになるので、塗り替え時に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか？
今回は色選びで失敗しないためのポイントをいくつかご紹介します！
色の基礎知識
色選びのポイントの前に、まずは色の見え方に関する基礎知識からご紹介します。
●●サンプルを参考にするときは鮮度・明度が低いものを
サンプルから色を選ぶ際は、イメージよりも鮮度と明度を落とした色を選ぶのがポイントです。
サンプルの面積は小さいので、選んだ色を実際に大きな壁面で見るとイメージより明るく鮮やかに感じます。
そのため大きめの実物サンプルを見たり、試し塗りをしてもらうと、実物に近いイメージを持ちやすくなります。
●●同じ色でも室外・室内では見え方が変わってくる
色は光源によって見え方が変わってきます。
たとえば蛍光灯の下では白く見えていた色が、白熱灯の下では少し黄色味がかって見えることがあります。
同じように、太陽光の下と蛍光灯の下でも見え方に差が出てきます。
そのため、外壁塗装の色を考えるときは、室内ではなく室外で選ぶことがポイントになってきます。
失敗しない色選びのポイント
ここでは色選びのポイントをいくつか絞ってお伝えします。
●●純白は明度を落とす、漆黒は白みがかったものをチョイス
ほんの少しの汚れも目立ちやすい、純白や漆黒の壁。
純白の場合は少し黄色味がかった色など、明度を抑えた白系の塗料を使用するのがポイントです。
また、漆黒の場合は少し白みがかった黒系を選ぶと汚れの目立ちが緩和されます。
●●外壁の種類・ツヤの有無・凹凸で色の見え方が変化
色は外壁の種類やツヤの有無、凹凸などによっても見え方が異なってきます。
ツヤ消し塗料はツヤのあるものに比べて、少し白っぽい仕上がりになります。
また、スタッコ調やサイディングの模様による影の影響で、色が濃く感じられることもあります。
●●変えられない部位との相性も考慮
アルミサッシや雨樋、玄関ドアなど、外装には色を変えられない部分があります。
そのため、変更できない部分との相性にも配慮が必要です。
屋根の塗装をしない場合は、既存の屋根と施工する外壁の色の調和にも考慮しなければなりません。
最後に
外壁の色は、ご紹介したような様々な外的要因によっても色の見え方や雰囲気が変わってきます。
色見本だけで即決せずに、光の当て具合いを変える等して検討を重ね、細かな色調整を行っていくと
より理想に近い外壁の色に近づいてくるかと思います。
ぜひご参考にされてみてください。
引用:「外装リフォームの教科書2019」
この記事を書いた人
代表取締役 戸髙
